離乳食中期の進め方~移行の目安や目的とは?色んな食材に触れて、楽しく食べよう!~

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どうも、りおみぃです。

 

離乳食をはじめて約2ヵ月程経つと、だいぶ食べることに慣れてきているのではないでしょうか。

 

今回は、中期に移行する目安や進め方、味付け、楽しく食べるコツなどを紹介していきます。

また食べさせてはいけないものや、食べさせないほうが良いものについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

中期に移行する目安

赤ちゃんが離乳食に慣れてきたら、様子をみて、中期に移行していきましょう。

目安は、次の通りです。

 

中期に移行する目安

・離乳食を嫌がらずに食べ、量も徐々に増えている

・口を閉じて、上手に飲み込むことが出来ている

・食事のリズムが整ってきている

まずは、離乳食を嫌がらずに、喜んで食べているかどうかが大切です。

もし、なかなか食べてくれないという場合には

・母乳やミルクでお腹がいっぱいになっていないか

・1回目と2回目の離乳食の間隔が、3~4時間以上開いているか

・離乳食が熱すぎたり、反対に冷めていたりしないか

 

などの確認をしてみましょう。

ミルクも、熱かったりぬるかったりすると、なかなか飲んでくれないことがありますよね。

離乳食も、赤ちゃんによっては温度が気に入らなくて、食べてくれないこともあるようです。

 

ただし、食べる量が多少少なくても、体重が順調に増えていれば、そんなに心配することはないと思います。

 

また、 離乳食は、将来の咀嚼力にも大きく影響します。

離乳食初期は「ゴックン期」、中期は「モグモグ期」とも言われ、初期で唇を使って上手に飲み込むことを覚えた赤ちゃんが、今度は中期で、口をモグモグと動かしながら、舌でつぶして食べることを覚えます。

 

咀嚼をスムーズに獲得していくためには、まずは口を閉じて上手にゴックンと飲み込めるようになっていることが大切です。

 

中期の目的

離乳食中期の目的は

・1日2回の離乳食を定着させ、食事のリズムをしっかり作る

・上あごと舌を使って上手にモグモグ出来るようになる

などです。

 

なるべく毎日決まった時間に離乳食をあげることでリズムが整い、食欲が増してよく食べてくれるようになります。

また、色んな味や食感などを楽しめるように、食材の種類もさらに増やしていきましょう。

 

食べられるもの

中期になると、食べられる食材が初期の頃よりも増えますね。

前回の記事でも紹介しましたが、私は「ステップ離乳食ー赤ちゃんの成長にあった食材と準備」というアプリを参考にしていました。

 

そして、色んな味に慣れてもらうため、食べられるようになったものは、アレルギーに気をつけながら、なんでも食べさせていました。

 

例えば、酸味の強いトマトは、嫌がる子も多く避けてしまうことが多いかなと思いますが、長女は中期に移行してすぐに食べさせました。(次女は、初期には食べさせていました)

最初は加熱して食べさせましたが、それでも酸っぱくて震えていました。

なるべく食べやすいようにと、玉ねぎなどの甘みの出る野菜と一緒にスープにしたり、ごはんに混ぜたりして、3日程連続で出すと、少しずつ慣れ、食べられるようになりました。

 

また納豆も、7か月ごろには食べさせました。

最初は「なんだこれー!?」いった感じで吐き出していて、私のおばあちゃんには「かわいそうに。大豆は味噌汁で摂れば良いのよ、野菜をいっぱい入れてさ」なんて言われたりもしました。

(そもそも、この時期に味付けはほとんど必要ないし、味噌はまだ食べさせられないんですけどね…)

 

それでも私は、色んな味に慣れてほしいという思いで食べさせていたので、納豆も、豆腐やご飯と一緒に1粒から少しずつ増やして毎日食べさせていたら、1週間もしないで、喜んで食べるようになりました。

 

確かに「苦手なものを何度も食べさせるのはかわいそう」「無理に食べさせなくても…」という気持ちもわかります。

きっと、今は食べられなくても、成長するにつれて食べられるようになることもあるでしょう。

 

ただ、そうやって苦手なものを避けていると「食べたくないものは、食べなくても良いんだ!」となってしまう可能性もあります。

なので、何日か繰り返して、慣れて食べられるようになるのであれば、ちょっと頑張ってみても良いのかなと思います。

 

ちなみに長女は、白菜の芯の部分はどうしても食べられないらしく、「おえっ…」となってしまうので、そういう場合は無理には食べさせていません。

 

大きさや固さは?

目安は、舌でつぶせるくらい(豆腐程度)の柔らかさにしましょう。

具体的には次の通りです。

 

ご飯→5倍がゆ

野菜→柔らかく茹で、みじん切りまたは、粗くつぶす

魚→しっかりと火を通し、細かくほぐす

 

ただし、中期になったからといきなり変えるのではなく、例えば10倍がゆ→8倍がゆ→6倍がゆなど、食べずらそうにしていないか様子を見ながら、少しずつ変えていくと良いでしょう。

 

食べる量は?

初期の離乳食が順調に進んでいれば、2回とも、主食(10倍がゆ)約30g、野菜約15g、豆腐や魚などのたんぱく質約5~10g、あるいはもっと沢山食べられている子も多いかもしれませんね。

 

中期ではそこから、主食50~80g、野菜や果物20~30g、たんぱく質(肉・魚なら10~15g、豆腐なら30~40g、卵なら卵黄1個~全卵3分の1、乳製品なら50~70g)に、少しずつ増やしていきます。

 

もちろん、あくまで目安なので、赤ちゃんの様子を見ながら、量の調節をしてあげてくださいね。

 

味付け

中期ごろから、醬油や塩などの調味料が、ごく少量なら使えるようになります。

ただ、まだ味付けはほとんどいらない時期なので、全くなくても全然大丈夫です。

 

また、調味料よりもまずは、だしで味付けしてあげると良いでしょう。

昆布などで、多めにだし汁をつくり冷凍しておけば、少しは楽ですし、わざわざ出汁をとるのが面倒であれば、赤ちゃん用の粉末の出汁も売っているので、利用すると良いと思います

 

楽しく食べるコツ

離乳食をなかなか食べてくれないときはもちろん、そうでなくても普段から、食材や食べ物に食味を持って、楽しく食べられるコツを紹介します。

絵本を見る

 

 

私は、この絵本を一緒に見ながら「これは、バナナだよ」と話しかけたり、子どもが指をさしたものは「これはトマトだね」と返してみたりしていました。

 

また、離乳食を食べているときに、絵本に載っている野菜や果物があったら「これと同じだね」と絵本を見せたりもしていました。

 

野菜や果物だけじゃなく、みそ汁やカレー、ドーナツなどの調理済みのもや、牛乳などの飲み物も載っていて、今でも、レスランごっこで使ったりと、長く使えているのでおすすめです。

 

ほかにも、0歳から使える食事や食べ物関係の絵本は沢山あるので、子どもが気に入るものを探してみてくださいね。

 

  

 

 

歌や手遊びを一緒に楽しむ

www.youtube.com

 

この「おべんとうばこのうた」の手遊びは知っている方も多いのではないでしょうか。

 

離乳食を食べているときに「にんじんさん、さくらんぼさん」のところの歌詞を、今食べているものに変えて「トマトさん、食べてみよう」などとうたってあげるのも、楽しいですよ。

 

人形を使う

普段使っている人形や、お気に入りのキャラクターの人形などがあれば、食事中に近くに置いておいておきましょう。

「お人形さんが、上手に食べれるか見てるね」と声をかけたり、人形に食べさせる真似をして「お人形さんが食べちゃった!じゃあ次は○○ちゃんも、パクッ」と言って食べさせたりと、楽しく食べられますよ。

 

ただ、人形が気になって遊んでしまったりする場合もあるので、子どもの様子を見ながら行いましょう。

 

ほかにも…

たとえば「シュッシュッ、ポッポッ…」と言いながら、スプーンを口まで持っていったり、

口を開けてくれないときには、スプーンで唇を軽くチョンチョンして「あーけーて!」と言ってみたり…

 

これらの方法は、今2歳の次女にも使っていますし、それを見た長女に「長女ちゃんにもやってー!」と言われることもあります。

離乳食が終わってからも使えるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

離乳食づくりを楽にするポイント

色んな食材を食べられるようになってくると、離乳食用に調理しにくいものも出てきます。

たとえばとうもろこしの皮は、赤ちゃんには消化しにくいので、できれば取り除いて裏ごししてあげたいですが、かなり面倒ですよね。

 

そんな時には、生協で、すでに裏ごしされているものを買っていました。

コーンの裏ごしは、甘くてよく食べてくれるしのばしやすいので、ほうれん草やピーマンなど苦みのある野菜を混ぜたりするのにも、よく使っていました。

 

食べさせてはいけないもの

ある程度食べられるものが増えてきたり、大人が食べているものを欲しがったりすると、色んなものをたべさせてあげたくなりますよね。

 

でも、離乳食を進めていくうえで、まだ食べさせてはいけないものもありますので、気をつけましょう。

1歳まで食べられないもの

はちみつ・青魚・貝類・そば・大豆・ピーナッツ・ごま・山芋・ハム、ソーセージ・ケチャップ・マヨネーズ

 

はちみつは、ボツリヌス菌によって食中毒を起こす危険がありますし、他のものも、傷みやすかったり、消化が悪かったり、1歳未満の赤ちゃんには塩分が多かったりします。

アレルギーが強く出やすくて、心配なものもありますね。

 

また、ピーナッツや山芋・ハム、ソーセージは、1歳から食べさせることは出来ますが、誤飲やアレルギの心配があったり、添加物や塩分が多いものだったりするので、無理に食べさせなくても良いでしょう。

 

1歳半以降に食べさせるもの

 ・もち

→のどに詰まりやすいので、咀嚼が上手に出来るようになるまでは、食べさせないほうが良いです。また、最初は細かく切って、必ずそばで見守るようにしましょう。

 

・エビ、カニイカ

→消化が悪く、アレルギーを起こしやすいです。1歳半を過ぎてから、よく過熱をして食べさせましょう。

また、イカは弾力があって噛み切りにくいので、しっかりと咀嚼が出来るようになってからの方が安心ですね。

 

・かまぼこ、ちくわ、はんぺん

→1歳半頃から食べることは出来ますが、塩分や添加物が多いので、無理に食べさせる必要はありません。つなぎに卵白が使われているものもあるので、アレルギーにも気をつけましょう。

 

・お刺身

→生の魚は消化が悪く、食中毒の危険もあるため、2歳頃までは食べさせないほうがいいかなと思います。また、最初は少量ずつ食べさせるようにしましょう。

 

こんにゃくゼリー

→これも、食べさせられないわけではありませんが、小学生の子がのどに詰まらせてしまったなどの事故もありましたし、我が家でも、まだ娘たちに食べさせたことはありません。

もし食べさせる場合は、必ず近くで見守ってあげてくださいね。

 

 

中期では、まだ食べられないものに気をつけながら、色んな食材や味、食感などに触れさせてあげましょう。

また、咀嚼の練習のために「モグモグだよ」「カミカミしようね」など声をかけたり、実際に口を動かして見せてあげたりすることも大切です。

 

そして、パパやママも、離乳食づくりがストレスにならないように、引き続き手を抜けるところは抜いてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。