褒めるのは良いこと!でも褒めすぎはダメ!?どうしたら良いの!?
どうも、りおみぃです。
前回は、私の反省エピソードも紹介しつつ、結果よりも過程を褒めた方が良いよ!というお話をしました。
今回は、その続きになります。
過程を褒めた方が良なら「じゃあさっそく今日から、子どもたちを褒めまくろう!」と思ってくださった方、私のブログを参考にしていただきありがとうございます。
でもちょっと待ってください!
「褒めすぎるのは良くないよ!」ということを聞いたことはありませんか?
私は、保育の勉強をしていたころから「子どもたちの良いところをたくさん見つけて、いっぱい褒めてあげましょう。子どもたちの自信につながります。」と色んなところで聞いていました。
そして、実際保育者として働き始めてからも、子どもたちの頑張ってることや良いところを見つけて、たくさん褒めるよう心がけていました。
ところが、ある日ネットで「褒めすぎるのは良くない!」と書かれた記事を見つけて、それまで褒めることのデメリットなんて考えたこともなく、たくさん褒めるのは良いことだと信じていた私は「え!?なんで??」と驚きました。
そして、よくないと言われる理由を知ると「確かに、なるほどなぁ…」と思う部分もありました。
ただその記事には、ダメな理由しか書かれておらず、当時の私は「褒めるのは良いこと。でも褒めすぎたらダメなんて難しすぎる!どうしたら良いの??」と悩みました。
そして、職場の先生や、保育学生時代の友人にも話を聞いてみたり、自分でも調べてみたり、また実際の保育の経験や子育てを通して得た、ちょっとしたコツやポイントを見つけたので、お伝えしていきたいと思います。
褒めることのメリット
まずは、前回の記事で触れていなかった褒めることのメリットを紹介します。
色々あるのですがいくつか挙げてみると
・自己肯定感が養われる
・自信を持てるようになる
・子どもとの信頼関係が築ける
・積極的に、色んな事に挑戦するようになる
・人の良いところを見つけたり、人にやさしくしたり出来るようになる
などがあると思います。
メリットがたくさんありますね。
子どもは、褒められ「認めてもらえた」と感じることで、相手のことを信頼したり、自己肯定感を高めたりすることが出来ます。
そして、自己肯定感が高まることは、安心にもつながり、心に余裕があると人にやさしくなれます。
「積極的に、色んな事に挑戦するようになる」には、前回の記事で紹介した、過程を褒めることがポイントになってくると思います。
では、こんなにメリットがたくさんあるのに「褒めすぎるのは良くない」という理由はなんでしょう。
褒めすぎは良くない?
褒めすぎは良くないと言われる理由も様々ありますが、いくつか挙げてみます。
・褒められることが目的化してしまう
・褒められないと不安になる
・褒めないと機嫌が悪くなる
・ズルをするようになる
どうでしょうか…
結構、なるほどなと感じるものもあるのではないでしょうか。
「自分がやりたいからやる!」のではなく「褒めてもらえるからやる!」というように、褒められることが目的になってしまうと、褒められなくなったときにやらなくなってしまうでしょう。
また、褒められることで安心できる一方、逆に褒められないと不安になったり、褒めてもらえないことで機嫌悪くなったりすることも。
さらには、褒められることでズルをするようになってしまう…
これは前回の記事で、結果ばかり褒めるとプレッシャーになるという話をしましたね。
例えば、上手に出来たことを褒められた子は、次も褒めてもらうには、また上手に出来なきゃいけない…とプレッシャーに感じてしまい、ズルをしてでも結果を残さないとと考えるようになってしまうんですね。
結構怖いことばかりですよね…
ではどうしたら良いのかというと、何でもかんでもただ褒めれば良いわけではない!ということなんです。
褒めるときに気をつけること
結果だけでなく過程を褒める
同じことの繰り返しで申し訳ありません…
ですが、やはり過程を褒めることは大切なんですよね。
詳しくは、前回の記事を見ていただければわかると思いますが、結果だけを褒め続けていると、先ほども言ったようにプレッシャーを感じるようになってしまいます。
なので、そうではなく「頑張ってるね」「上手に出来てるよ」と、過程を褒めてあげることで、頑張っていることを褒められた!じゃあ次も頑張ろう!と思えます。
また、結果はそんなに重要ではなくなるので、ズルをする必要もないですが、自分から意欲的に取り組むようになれば、結果も自然とついてきますよね。
褒めつつ、子どもなりの考えを聞いたり、よりよくなる方法を一緒に考える
これは「上手に出来たね」「頑張ってたね」と、ただ褒めておしまい!ではなく、例えば…
子どもが塗り絵をし、見せに持ってくる
↓
「綺麗に塗れたね。丁寧に塗ってたもんね。」などと褒めた後に、「ここは塗らないの?」「こうやって塗ってみたら、もっと綺麗になるかもよ」などと聞いたりアドバイスをしたりする。
↓
「○○だから塗らなくていいの!」「じゃあ次はこうしてみるね!」など、子どもなりの考えを聞く。
↓
「そうなんだね!」「良いと思うよ」などと否定はせずに認めてあげる。
褒めた後にこのようなやり取りを続けることで、「次はこうしてみたらもっと綺麗に塗れるかも!」と、子どもなりによりよくなる方法を見つけ、そして実践していくことで塗り絵の面白さを感じ「塗り絵が好きだからやる!」と、褒められることが目的化しにくくなると思います。
また、「もっとこうしてみようかな」「今日は赤で塗ったけど、ピンクも可愛いかも」と、自分で次の課題を見つけられるようになると、たとえ褒められなかったとしても、不安になったり機嫌が悪くなったりすることもないでしょう。
さらに、子どもの考える力や伝える力も身についていきますよ!
より嬉しくなる褒め方
最後に、私が子どもたちを褒めるときたまに使っている、ちょっとしたコツを紹介します。
それは、第3者を使って褒める!ということです。
大人でも、こんな経験ありませんか?
・「○○さんってすごいですよね」と、ほかの人に自分のことを褒めているのを聞いて、嬉しくなった。
・「○○さんが、あなたのことを褒めていましたよ」と、自分が褒められていたことを聞いて、嬉しくなった。
など。
直接褒められることはもちろんうれしいですが、ほかの人に、自分のことを褒めてくれていると知ったら、もっと嬉しくないですか?
子どももそれは同じかなぁ…と思い、
「長女ちゃん、お箸上手に使ってるね」と次女と話したり、「保育園の先生が、次女ちゃんお絵かき上手になったって褒めてたよ」などと、子どもを褒めるときに、たまに使っています。
これは、本当に私個人の考えでやっていることなので、正しいのかは分かりませんが、共感していただける方はぜひ、やってみてください。
最後に
2回に渡って、子どもの褒め方についてお話してきましたが、どうでしたでしょうか。
褒めることにもメリットやデメリット、色んな考えがあり、本当に子育てって難しいですね。
でも、ちょっとしたコツで、子どもはどんどん成長していきます。
出来ることから、試してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました